バスと徒歩で行く鹿児島~屋久島旅行(1日目)
おちおち旅行にも行けなくなってきた昨今ではありますが、前に行ってきた屋久島(ついでに鹿児島)旅行について、忘れないうちに書いておこうと思います。レンタカー必須とされる屋久島ですが、自分含め三人とも無免許またはペーパー。タクシーを使うお金もありません。どうにかして、島内のバス網だけを利用して観光しよう!ということでやってみました。なにかの参考になれば幸いです。
■一日目:羽田~霧島~屋久島
・5:30;羽田空港集合~出発
寄り道ではあるものの鹿児島もがっつり観光したかったので、6:30の便で朝早くに出発です。一応1時間前に集合しましたが、30分前で充分だったかも。自分は始発でもこの時間に間に合わなそうだったので、蒲田の漫画喫茶に前泊しました。蒲田は漫画喫茶やカプホが多くあり、前泊に最適です。特に快活クラブは完全個室、シャワー無料で満足度高かったですね〜。
・8:20;鹿児島空港到着
二時間ほどで鹿児島空港に到着。本来ならすぐにでも温泉地・霧島に出発したいところでしたが、なにぶん車がありません。バスも一時間待たないと来ないので、やむなく空港で時間をつぶすことにしました。空港内にはパノラマ展望台や、展示室、さらには足湯があり意外と楽しむことが出来ました。
機内からの写真
まずは霧島観光と調べると必ずヒットする塩浸温泉へ。この旅行までは全く知らなかったのですが、どうやら坂本竜馬とお龍さんが新婚旅行で訪れた土地だそうで。写真をみてもいい感じだったので、実際に行ってみたのですが…
正直...しょぼかった...かも...
足湯はやってなかったし(時期によってはやってるみたい)、お風呂はちっちゃそうだし…
ただ、少し階段を上がったところにあるお社は雰囲気があってよかったです。巨岩の隙間の近くに風神さんと書かれた木札が立っていました。風神様、じゃないんですね。機会があったら「さん」呼びと「様」呼びの差異について調べてみたいところです。あと鴨がいっぱいいて可愛かったです。
車でちょっと立ち寄るのには良いんですが、わざわざバス使って行くほどじゃないかもですね〜
ひっそりと佇む鳥居
風神さん(ドラマTrickに出てきそうな雰囲気)
顔出せそうで出せないちょっと出せる顔出しパネル
30分くらいで塩浸の観光は終わったのですが、なにぶん山中なのでまたもやバスは1時間近く待たないとやってきません。ただ待つのも退屈なので、バスの路線に沿ってふらふら歩くことにしました。結局、4つ先のバス停まで行きました。いい運動にはなったかも…
霧島温泉市場には草津のような温泉地を期待していったのですが、割合ちいさな、道の駅のようなところでした。ちょうどいい時間ではあったのでここで軽く昼食を取りましたが、あまり長居できる場所ではありませんでしたね。
温泉卵とか売ってました
しかし、周囲を散策してみると意外にも楽しめる場所が多くありました!例えば、温泉市場から徒歩5分で行ける丸尾の滝。こちらは水流の中に温泉成分が含まれており、エメラルドグリーンに輝く美しい滝つぼを楽しむことが出来ました。
丸尾の滝
また、その近くには千畳敷と呼ばれる、石畳状の川底が続く奇景が存在しています。ここに来るにはかなり険しい山道を進まなければなりませんでしたが、それに値するだけの絶景でした。また霧島という名の通り、この地域は天然の温泉の湯気と霧が混じりあい、白くかすむ幻想的な光景が時として広がります。霧がスモークのように働き、ちょっとしたエモい写真を撮ることが出来ました(笑)。まるで異世界のようです。
千畳敷にて
・14:30;霧島ホテル到着
日帰り温泉を利用するために霧島ホテルに向かいました。ここには、25mほどもある巨大な浴場が存在しており、四方から湯が流れ落ちるその光景はまさに絶景というほかありません。端的にいえばハワイアンズです。ここに着くまでに雨が降り出して大変だったのですが、最寄りのバス停までホテルさんが迎えの車を出してくれました。心づかいがありがたかったです。温泉もとても気持ちよく、大満足でした!!
結局、1時間半くらい入っていたと思います。
館内大浴場(公式サイトより引用)
・16:30;霧島ホテル出発~鹿児島空港
帰りは霧島ホテル最寄りのバス停から鹿児島空港まで直通のバスが出ているので楽でした。本当は霧島神宮というところにも行きたかったのですが、時間の都合上断念しました…。車だったら行けたかもしれません。
鹿児島空港から屋久島までは大体40分くらいのフライトでした。短くはあったのですがその間、かなり揺れました…。どうやら屋久島周辺は天候不良が多く、欠航も少なくないようです。わずかに不安を残しながら、無事、屋久島空港に到着しました。
空港からは送迎車に乗って、シーサイドホテル屋久島というホテルに直行しました。海辺のホテルで、客室によっては雄大な海の眺望を楽しむことが出来ます。また、トレッキング客へのサービスも手厚く、トレッキング道具一式のレンタルのほか、登山バスチケットの購入、翌日の弁当の購入等も行えます。ちなみに、レンタカーの貸出もしているのですが、こちらは旅行の趣旨に反するので当然利用しませんでした。
屋久島の海を一望する絶景宿 シーサイドホテル屋久島(公式サイト)
ちなみに1日目でかかったバス代は1500円くらいでした!